発売日
2016/06/07
AV女優
レーベル
造られた自然、美しきプラスチック・ボディ
ダイナマイト・サイボーグボディ、明日花キララ。
mm単位で調整された彼女の顔と体は、不自然なほどに均整で美しい。
生身のリアルなカラダの、人工的な美は、我々の認識を大いに揺さぶる。
その不気味な美しさこそ、彼女の最大のエロティシズムである。
さて、そんな人為的な面構えの彼女を迎え、本作は徹頭徹尾、自然と人工の対立軸を描く作品である。
本作の「完全固定されて身動きが取れない」シリーズは、人工的でメカニカルな拘束具によって女優の自由を奪うSM企画である。
人間知性による絶対的な服従マシンと、拘束された女の野生的で自然な快楽。
本作において、つねにこの両側面が対立関係を成す。
自然と人工、そのダイナミックな運動こそ、我々に禁止と審判のエロティシズムを彷彿とさせるのである。
人工=S、自然=M
本作は、明日花キララ演じる、人気絶頂売り出し中の生意気モデルを快楽によって支配しようとする物語である。
最初の二つのシーンはどちらも、冷徹で非人道的な拘束具によって彼女を縛りあげるSMプレイだ。
人間の知性、理性を凝らして完璧に配備された鉄菅と拘束具。
完全人工の絶対服従の最中、電マをクリトリスにおしつけられる彼女は、ただただ身を捩らせ絶叫する。
人工に飼いならされた自然、この普遍的な構図の再燃である。
その快感・刺激による、身体の反応は、まさしく神経系統による、野生的で自然な運動である。
しかしながら、彼女の生身の裸体は、少なからず、造りモノという印象をうけてしまう。
彼女の喘ぎ声、鼓動、高まる心拍、それらはあきらかに人間らしい生々しさを有する。
にもかかわらず、整いすぎた顔立ち、あるいは綺麗すぎるアナルのせいであろうか、はたまた小さすぎる理想的な乳輪と乳首のせいであろうか、それとも形の良すぎる巨乳のせいであろうか、とにかく人為的な張りぼての美を感じてしまうのである。
機械による刺激と、生体反応の快楽、自然と人工が、彼女の身体のうえで交錯する。
また、本作は、SMプレイを加えることで、自然-人工の対立運動をより過激なものにする。
唾液滴るイラマチオ、電マによる強制絶頂アクメ、尻を真っ赤にするスパンキング・セックス。
後背位の状態で前の口と後ろの口を同時に犯す3Pの構図も堪らない。
押し寄せる無限の快楽に、全身痙攣し、ガクガクと震える彼女は、性欲まみれの野蛮な痴女である一方で、部品の足りない壊れたおもちゃのようでさえある。
彼女の美はどこまでも、奇怪な美しさなのだ。
サイボーグ・レディの神秘的な分泌液
3シーン目は、彼女を服従する装置に、鉄管と拘束具だけでなく、ボールギャグも加わる。
ボールギャグによって、開かれた咽喉から大量の唾液が垂れ流れる。
彼女の唾液はまちがいなく、身体の神秘による分泌液だ。
生暖かく、けがらわしい、どろどろの液体。
固定され半永久的に刺激を与える電マの快楽に、絶叫すればするほど、その唾液の量も増す。
ボールギャグを外した後も、イラマチオによって、さらによだれは増量する。
最終的に彼女のカラダは、自らのよだれと、複数の男に大量にぶっかけられたザーメンによって、むちゃくちゃに汚される。
あまりにも人工的な彼女の顔とカラダが、過剰な量の下品な体液によって汚れ、犯される姿が堪らない。
本シーンは、彼女の自然で神秘的な美しくも汚らしい分泌液を、たっぷりと堪能できる演出となっているのだ。
過激な蕩尽、美しき破壊行為
美しいものを壊したい。
美しい女を犯したい。
美しければ美しいほど、その美を破壊したい。
蕩尽こそがエロティシズムであり、根本的なサディストの欲望である。
明日花キララは、息を飲むほどに美しい。
だからこそ、圧倒的な支配のもとで、彼女を犯したいのである。
4シーン目は、彼女を四つ這いにさせたうえで鉄管に縛り付け拘束する。
そのうえで、刺激的な媚薬をたっぷりと直接まんこに塗りつけて、彼女の感度は通常の何倍も敏感となる。
彼女はセックスの快楽に乱れ狂い、もはや高飛車なモデルのプライド、その人間世界の承認欲求などかなぐり捨て、ただただ野生的な肉感性の悦楽に溺れるのみである。
最終シーンにおいては、イラマチオの蹂躙度合いも増し、彼女はえずきながら、涙目になりながら、口唇的欲望の快楽を享受する。
また、性感帯を熱くする例の塗り薬を肉棒にたっぷりとつけたセックスが抜群に倒錯的でエロティックである。
カラダの芯から熱くなった彼女は、恍惚の表情を浮かべ、もはや言語能力さえ後退した、原初的な快楽の奥底に突き落とされるのだ。
【シーン1】 |
---|
拘束、SM、おもちゃ責め、絶叫アクメ |
【シーン2】 |
拘束、SM、イラマチオ、唾液、後背位前口後ろ穴同時挿入、尻ぶっかけフィニッシュ、お掃除イラマチオ |
【シーン3】 |
拘束、SM、唾液、ボールギャグ、電マ、イラマチオ、連続ぶっかけ |
【シーン4】 |
四つ這い拘束、SM、媚薬、電マ、後背位尻かけフィニッシュ+後背位顔射フィニッシュ、お掃除フェラ |
【シーン5】 |
拘束、SM、媚薬、電マ、連続イラマチオ、 唾液、正常位顔射フィニッシュ×2、お掃除フェラ |
評価 | ★★★★☆ |
---|