
発売日
2016/11/25
AV女優
シリーズ
レーベル
監督
国民的美少女、三上悠亜。
可愛らしいマスクとFカップ巨乳、完璧なビジュアルである。
元トップアイドルという経歴でありながら、奢ることなく、純粋にセックスを楽しんでいる天真爛漫な姿は、我々からしても非常に好感が持てる。
そんなAV女優として逸材である彼女が、ついにS1専属女優へと本拠を移した。
いままでは、そのスキャンダラスな話題性が最大の武器であった彼女だが、ついにプロのAV女優として、エロティックでエンターテイメントな「魅せるセックス」をリーサルウェポンとして持ち替えたのだ。
そして、彼女を支援するのは、最強のパートナー、エスワンである。
最大手メーカーであるエスワンにかかれば、企画、演出、セット、カメラワーク、映像編集、どれをとってもトップクラスの仕上がりとなる。
彼らはAVを一つの映像作品であるかのように、センスよく創り上げるのだ。
完璧な役者と、絶対的な製作陣。
両者が揃ったとき、未曾有の最高傑作が爆誕するのである。
239分、およそ4時間の大ボリュームの中で、三上悠亜もエスワンも、己のあらゆる限りを出し尽くす。
AV史上、確実に語り継がれる傑作だ。
徹底レビュー
4時間に及ぶ作品であり、なおかつプレイ内容も濃厚であるため、本作品の魅力を整理して見ていこう。
AV女優・三上悠亜
満を持して大手メーカー・エスワンへと移った彼女。
ようやく一流のAV女優らしくなってきた。
彼女はもう、歌って踊るアイドルではない。
裸とセックスで魅了するアイドルなのだ。
魅せるセックス
デビューして1年ちょっとの彼女であるが、セックスのバリエーションは多様性を極めている。
本作品においても、ファンに優しく語りかける主観プレイから、欲望に身を任せた野生的なセックス、そして男優の意のままに展開されるソフトSMと、あらゆる役柄をやってのける。
なんせ本作品は9シーンも収録しているのだ。
オムニバス作品ではなく、新鮮な9つの彼女である。
そして、彼女のセックスは、彼女の役柄の変化だけでなく、技術的な点においても秀逸だ。
アイドルとして、長い間ダンスをし続けてきた彼女。
身のこなしが軽く、体位変換から腰の振りまで完璧である。
リズムを刻む流れるようなセックス。
キャリアの長い他のAV女優に劣らない、魅力的なセックスだ。
潮吹き女王
彼女は特異な体質を秘めている。
それは、潮吹きしやすいカラダであるということだ。
これまでにも彼女は、その大量すぎる潮吹きを披露してきた。
美貌と話題性だけでも十分である彼女だが、潮吹きクイーンとしての素質も持っており、まさに鬼に金棒である。
本作品においては、とくに3シーン目が潮吹きをテーマとした絡みになっている。
本シーンの中で、何度も繰り返される大量潮吹き。
まるで無尽蔵のごとく、清らかな液体を噴き散らかす。
その数およそ8回以上。
手マンによる豪快な潮吹きと、ハメながら漏らす失禁のような潮吹き。
彼女は感じるたびに、聖水だだ漏れ状態でイキ狂うのだ。
元国民的アイドルがここまで性に溺れる姿は貴重である。
2016年という時代は、我々AV鑑賞者にとって素晴らしい世界を見せてくれるのだ。
少し太った?
良くも悪くも、ここ最近の彼女は、かなりふくよかになってきている印象を受ける。
とくに本作品において、肩周りや二の腕、お腹のあたりを見れば、その肉付きの良さを実感するだろう。
Fカップの巨乳と対比的なスレンダーボディは、確かにいままでの彼女の魅力のひとつではあった。
ただ、ここは賛否両論分かれる論点であるが、肉付きの良い彼女も悪くない。
生々しい肉感、ダイナミックな存在感が、よりAV女優としての「リアリティ」を引き立てるのだ。
少しふっくらしたカラダは、普通の女の子の素朴なイメージを引き受ける。
つまり彼女において、抜群の美貌と、素人感のバランスが絶妙となるのだ。
「なんだ、こんなに可愛い彼女でも、案外普通の女の子と変わらないじゃないか」
そんな想いを助長させるのが、少し荒れてきた肌質である。
とくにお尻が汚い。
浅黒い肌に、若干のできもの。
この生々しさが、アイドルという神話性を打ち壊し、そこに蕩尽のダイナミズムが
美しいものが、壊れゆく、そこに至高のエロティシズムが宿るのである。
(おそらくこの運動の頂点はスカトロジーであろう。今は関係のない話であるが。)
デブで肌荒れ。
こう聞くと最悪の印象かもしれないが、念のために言っておけば、それはAV鑑賞に慣れた我々の目に写る少しの変化でしかない。
見るに堪えないような汚さではないのだ。
むしろ高画質のスクリーンに現れるのは、一人のオンナとしての、その身体を意識させる生々しいビジュアルである。
彼女は生きた身体であるのだ。
少し汗かき?
肌荒れが少し気になる彼女だが、その原因が分かるシーンがある。
それは、5シーン目の欲情的なセックスの場面だ。
欲望にうなされ、熱く濃厚な絡みのなかで、彼女の全身から汗が垂れ落ちる。
そう、彼女は汗かき体質であったのだ。
汗かきな彼女は、蒸れやすく、そしてこまめに手入れしないと不衛生な状態になりやすい。
そんなわけで、肌荒れしやすいのだろう。
ただ、彼女の汗だくセックスは魅力的だ。
性欲に突き動かされ、無心に乱れ狂うセックスは、彼女の心と身体を熱くさせ、艶やかな汗を生成するのである。
潮で濡れる彼女もエロティックであったが、汗に濡れる彼女も美しい。
暑苦しさを彩る神秘的な汗。
長い髪が濡れた姿は、快楽に「溺れる」セックスを表象するのである。
特筆すべきプレイ
本作品において、彼女は様々なプレイに挑戦している。
MUTEKI時代においても取り組んだ要素もあるが、やはりS1におけるそれとはレベルが違う。
エスワンは最大手メーカーとして当然の品格を備えているのだ。
以下に、特筆すべきプレイを簡単に見ていこう。
アイドル主観セックス
2シーン目は、元国民的アイドルである彼女だからこそ生きてくるプレイだ。
アイドルのライブ会場を模したスタジオでの、主観プレイ。
まるで、トップ・アイドルのカラダを独り占めしているような感覚に陥る場面である。
鑑賞者である我々に対して、優しい言葉で語りかけてくれる彼女。
スクリーンの壁を忘れさせるような距離感である。
濃厚アナル舐め
アナル舐めや足指舐めを含む濃厚な全身リップも凄まじい。
彼女のアナル舐めが見られるのは3シーン目だ。
残念ながら舐めるのは男優の方であり、彼女が男優の汚いアナルを舐めるプレイは未収録である。
とはいえ、彼女の桃尻の割れ目の奥に潜む最恥部を舐め上げるプレイは圧巻だ。
美しい少女、それも元アイドルのアナルである。
それを舐めることの許されたしみけんが羨ましい。
ローションまみれの足指舐め
足指舐めが見られるのは、ソープ嬢ローション・プレイにおいてだ。
このプレイで主体となるのは彼女の方だ。
男の汚い足指を丁寧に舐め上げる彼女。
しかも、ローション・プレイの最中であるがゆえに、男の足指もローションまみれであるのだ。
そんな汚らしい部位を全く厭うことなく、むしろ楽しんでいるかのような濃厚リップは刺激的である。
ローションと唾液が絡まり合って、ぐちょぐちょといやらしい音が漏れる。
彼女のちょっとした変態さ、倒錯的な嗜好が垣間見れる愛すべきシーンだ。
もちもち巨乳パイズリ
彼女の魅力のひとつであるFカップ巨乳。
全体的に少しふくよかになった彼女のおっぱいは、よりグラマラスになり迫力満点だ。
乳首の色も薄い綺麗なピンクでエロティックである。
そんな彼女のパイオツをたっぷりと堪能することのできるプレイがパイズリである。
なんと本作品においては、贅沢にパイズリだけで構成されたシーンがある。
無類のおっぱい好きには豪華すぎるシーンだ。
二つの豊満な肉の塊で挟み込み、唾液をローション代わりにピストン運動する圧巻のパイズリ。
あるいは亀頭を乳首に擦り付け、あるいは亀頭を舌先で舐め上げる。
おっぱいに特化した大満足の18分だ。
酔っ払いプライベートセックス
最終シーンは彼女との距離感がとてつもなく近い。
完全なるプライベート・セックスとまでは言えないが、スタッフとホテルで飲んで酔っ払って、そのまま勢いでセックスという、リアルで生々しいシナリオである。
ほろ酔い企画といっても、ほとんどお酒を飲まずに演技だけの残念な作品もちらほらあるが、本作品は決してそうではない。
彼女が缶チューハイを口にするピッチは速く、その勢いのままガチで酔っ払っていく。
その証拠に、彼女の顔、そして全裸になったときはその全身が赤く染まっていることを確認できるのである。
目がうつろになり、男優に甘え、唇をもとめる彼女。
酔いとともに理性は後退し、欲望のままに、甘えん坊な姿を晒すのだ。
無防備で可愛らしい、一人の女の子としてのセックスは、彼女のいままでの作品には写ってこなかった。
彼女のファンであるならば、確実にヌける1シーンである。
おすすめシーン
4Pズコバコ大乱交
前述の通り、本作品は全部で9つのシーンが用意されている。
それぞれが個性的なコンセプトをもっており、単純な比較は難しい。
だが、それでもあえて選ぶならば、最もおすすめであるのは8シーン目の4Pセックスである。
本シーンを選んだ理由はひとえに、激しいセックスを見ることができるからだ。
3人の男に囲まれ、三つの肉棒を順々に口に収めるトリプル・フェラチオ。
さらに代わる代わる肉棒をぶちこまれ、誰のちんぽに犯されてるのか分からないほどの混淆セックス。
あるいは、膣への挿入と同時に、フェラチオまでも行うダブル・インサート。
その全てが野生的で、動物的な激しい絡みであるのだ。
また、本シーンは少しばかりSM要素も含んでいる。
それが、男優による隠語強要プレイである。
男たちに執拗に隠語を言わされる彼女。
最終的には、快楽の渦に溺れ、自ら「気持ちいい」と絶叫し、連呼するほどに壊れるのである。
3人の男に顔射を繰り返され、顔に精子がついたまま、正常位で乱れ狂う姿は圧巻だ。
セックスの過激さ、濃厚さは、本作品で一番のシーンであろう。
評価
【シーン1】ロング・インタビュー |
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インタビュー(記者会見パロディ:7分程度) |
【シーン2】アイドル・セックス |
アイドルコスプレ、ライブ会場、主観(ファン目線)、乳首舐め(♀→♂)、ローション手コキ、舌出しフィニッシュ、お掃除フェラ |
【シーン3】清純派潮吹きセックス |
濃密セックス、アナル舐め(♀←♂)、アナル接写、まんこ接写、連続潮吹き×5、PTM(クンニ→ベロキス)、ワキ舐め(♀←♂)、ハメ潮×3、正常位顔射フィニッシュ、お掃除フェラ |
【シーン4】ディルド・オナニー |
オナニー、ランジェリー、ディルド固定、腰振りM字開脚、隠語、連続絶頂 |
【シーン5】セクシーランジェリー・大人のセックス |
透けランジェリー、ハイヒール、汗だく、濃厚ベロキス、パイズリ、濃密玉舐め、ハメ脇舐め(♀←♂)、PTM(クンニ→ベロキス)、正常位顔射フィニッシュ、お掃除フェラ |
【シーン6】ソープ嬢ローションプレイ |
ローションマットプレイ、全身リップ・足指舐め(♀→♂)、ローション素股、パイズリ、フェラチオ口内射精フィニッシュ |
【シーン7】Fカップ・パイズリ |
パイ揉み、乳首弄り、濃厚乳首舐め(♀←♂)、唾液垂れ流し、濃厚ベロキス、フェラチオ、パイズリ顔射フィニッシュ、お掃除フェラ |
【シーン8】4Pズコバコ大乱交 |
ウェディング・ドレス、4P、トリプル・フェラ、ダブル・インサート、隠語強要ソフトSM、連続絶頂、腰振り騎乗位、濃厚ベロキス、顔射フィニッシュ×3、お掃除フェラ |
【シーン9】プライベート・セックス |
プライベート風セックス、飲酒、酔っ払い、ハンディカム、接写、ベロキス、クンニリングスPTM、腰振り騎乗位、絶叫マジイキセックス、正常位外だしフィニッシュ |
評価 |
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(彼女の所属したAKBグループは「会いに行けるアイドル」として、その神話性を崩そうとしたが、しかし一方では、その構図によって、彼女たちの捨て去ることのできない神話性を裏側から強調したのである。)
一方で、AV女優はつねにリアリティが要求される。
それは、AVがありえない世界、ファンタジーの世界であるからこそ、そうであるのだ。