発売日
2015/05/13
AV女優
監督
痙攣するほどの快楽
美白もち肌、若さ溢れるDカップスレンダーボディの長谷川るい。
小動物のような甘い顔をした彼女は、かわいい妹キャラである。
とはいえ、彼女の内に秘められた欲望と性癖は奥深い。
オナニーが大好きという過剰性欲と、虐められることが大好きなマゾヒスト。
可愛い顔していながら、実際には淫乱女であるのだ。
本作品は、そんな彼女の欲望を解き放つための「人生初・トランス状態 激イキ絶頂セックス」シリーズである。
本シリーズは、プレステージを代表する画期的なハード企画である。
プレステージは、美女を揃え、そして彼女たちに容赦ないハードプレイを要求する先鋭的なアダルトビデオメーカーなのだ。
極限まで焦らし、あるいは極限までイキ狂わせるセックス。
寸止めの快楽による精神的介入、ポルチオ刺激による触覚的介入、媚薬による生理学的介入、電脳ヘッドギアによる神経学的介入。
彼女にあらゆる手段で快楽を与え、全身を震わし痙攣させるハードプレイ。
自らの性欲の限界を超えた彼女の、豪快な絶頂アクメは圧巻である。
焦らしと快楽の狭間で
最初のシーンは、とにかく極限まで焦らし、彼女の理性を崩壊させる精神的なハードセックスである。
シーンの冒頭から、オナニーばかりに耽っているプライベートを激白する彼女。
その有り余る性欲が、まさにこの焦らしプレイの餌食となるのだ。
全身を愛撫し、舐め回す男優は、卑しくもクリトリスだけは舐めようとしない。
性的な興奮を覚えるも、肝心な刺激が足りない彼女は焦燥し、苛立つ。
自身の性欲が満たされないことに激しい怒りの感情を見せる彼女に、理性などない。
ただ欲望のみを求めるサルとなった彼女の淫乱さに、我々は興奮するのである。
さらに、彼女を焦らす究極の手段として、先ほどまで彼女の相手をしていた男を奪う、もう一人の女優・矢吹リカが登場する。
この極限状態で、男は、矢吹と濃厚なセックスをするのだ。
もちろん、彼女に見せつけるようにして。
既に理性を失った彼女は、恥じらいもなく嫉妬し、あからさまに怒りを爆発させる。
彼女の内に秘めていた薄汚い欲求・欲望は、この極限的なプレイによって、すべて明るみに出てしまうのだ。
そして、本シーンの醍醐味はここからである。
欲望に渇ききった彼女を潤す、いや、快楽の大洪水に沈めさせると言うべきであろう、激しすぎる欲情的なセックスが展開されるのである。
全く、彼女の普段通りのセックスではない。
絶叫し、カラダを仰け反って痙攣する姿は、彼女の体感している、異常な刺激量にショートした快楽を直に表している。
焦らしと快楽のメガトン級なコントラストは、長谷川るいの欲望を、これほどまでに生々しく剥き出しにするのである。
ポルチオ刺激
2シーン目は、彼女のポルチオ性感帯を、時間をかけてたっぷりと刺激する、長時間濃厚セックスである。
早送りの描写が使われるほどに時間をかけて、彼女のポルチオを丁寧に刺激していくマッサージ。
彼女の柔らかいお尻のお肉が揉まれ、揺れる様子は美しい。
もちろん彼女の下半身はすでに愛液で溢れ、白くて薄い生地のランジェリーも濡れ濡れである。
(残念ながら、濡れた下着を接写で映す描写はなく、またモザイクも大きくて、ビジュアルそのものを十分に楽しむことはできない)
ポルチオマッサージによって、彼女のカラダを十分にあたためて、ようやく肉棒を挿入する。
しかし、このセックスもまた、ポリネシアン・セックス(いわゆる、長時間挿入が特徴のセックスで、なおかつ挿入時間のほとんどはピストン運動なしの、ゆっくりじっくりとした快感を堪能するプレイ)であるのだ。
1シーン目が感情を大きく揺さぶる「動」の快楽であったならば、本シーンは、まさしく「静」の快楽がテーマである。
快楽を味わい潰す、刺激の損失率の少ない静的なプレイのなかで、彼女は絶頂を迎え、恍惚の表情を浮かべる。
意識が遠のく、脱-自の神秘的なエクスタシー。
「動」的なセックスだけではない、「静」的なセックスにも、快楽を極限まで突き詰めるポテンシャルが存在するのだ。
神経刺激・右脳覚醒
3シーン目は、神経レベルから快楽を植え付ける、サイエンス・セックスである。
本シーンにおける神経刺激は、セックス時に活発化する右脳を、強制的に覚醒させることを狙っている。
彼女の神経を直接刺激する仕掛けは3つある。
微弱な電流を流すヘッドギア、左目のみに一定間隔で照射するサブリミナル・フラッシュ、そしてミスト状に噴霧される媚薬である。
右脳と左脳という対立は、我々の言葉に置き換えれば、欲望と理性の対立のことである。
むろん、我々にとってエロティシズムは、まずもって認識による作用であった。
とはいえ、性は、法と侵犯の運動であり、理性と欲望のせめぎ合いでもある。
要するに我々は、単純に欲望のみを肯定するのではなく、あるいは、理性的な自我にとどまるわけでもなく、極端に理性的な認識の果てに脱-理性的な禍々しい何ものか(もはや無意味でさえある、エロスとしか言いようのない何か)を獲得するためにセックスをするのである。
そして、右脳を刺激するこれらの装置は、神経学的で科学的な、すなわち極めて理性的な方法論によって、右脳(非-論理的思考)による妄想を拡張させるのである。
ゆえに、本シーンは極めて認識論的なエロティシズムを彷彿とさせるのだ。
忌まわしい装置によって、過度に右脳が覚醒された(と思い込み、認識している)彼女は、自らの身体に行われている行為のあらゆる性的解釈を妄想してしまうのである。
椅子に拘束され、一郡の装置を装着したままイキ狂う彼女の艶かしい姿は、文明的でもあり、野蛮でもある。
媚薬ミストで濡れた下着は、彼女の薄い桃色の乳首を透かす。
超音波電動歯ブラシで膣内を刺激され、絶叫と痙攣を繰り返す彼女。
これほど快楽に蝕まれる女の姿は、日常世界ではなかなか見ることのできない、AVならではの絶景だ。
ナースコスプレ、絶倫・輪姦セックス
最終シーンは、カラダとカラダのぶつかり合いのみによる、小細工なしの6Pセックスだ。
これまで、様々な趣向を凝らして彼女に快感を与えてきた本作品が、ここにきてオーソドックスなセックスを見せつけることは、まさに完璧な演出であろう。
もはや過剰で倒錯的な演出はいらない。
なぜなら、セックスそのものが、過剰な行為であるからだ。
前3シーンまでは、このことを再認識させるための布石であったのかもしれない。
とにかく本シーンのセックスは、本作品において最も濃密で、最も野蛮に写るのである。
なぜか彼女はナース・コスプレをしているのだが、これもセックスの熱量を表現する巧みな手法となっている。
彼女の汗で濡れ、肌が透ける様子は、情熱的な淫靡さを引き立てる。
また、パンティを脱がさずに、ズラしてハメる乱暴な行為は、野性そのものだ。
そして、とどめの土足セックス。
和室の畳の上で、ナースサンダルを履いたまま性行為をするという明から様な下品さ。
結局なぜナースなのかは分からないが(しかしナース服は可愛い彼女によく似合う)、着衣の要素が、セックスの野蛮さを強調しているのである。
6Pという過激な絡みのなかで、彼女は次々に顔にザーメンをぶっかけられる。
汗とザーメンに濡れ、汚された彼女の顔は、美しさと醜さが綯い交ぜとなって、神秘的なエロティシズムを喚起させる。
本作品は、彼女の内に秘められた性欲の過激さに呼応した、ハードで野蛮なセックスを楽しむことだできる作品だ。
【シーン1】 |
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焦らし、他人のセックス見せつけ、電マ、寸止め、怒りと焦燥、イキ殺し、濃厚セックス、正常位顔射フィニッシュ |
【シーン2】 |
ポルチオ刺激、ポリネシアンセックス(長時間セックス)、正常位顔射フィニッシュ、痙攣 |
【シーン3】 |
右脳覚醒、拘束、媚薬ミスト、濡れ肌、サブリミナルフラッシュ、正常位顔射フィニッシュ、痙攣 |
【シーン4】 |
ナースコスプレ、6P、汗だく、畳×土足、ズラシハメ、正常位顔射フィニッシュ×5 |
評価 |
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