発売日
2016/01/01
AV女優
シリーズ
レーベル
監督
黒ギャルの末裔
AV界のギャルクイーン、関西弁の強めお姉さん、AIKA。
ギャルのエロさは、性に対する敷居の低さ、性を性と感じさせないような軽さ、カジュアルな態度にこそ宿る。
すなわち、ギャルは、我々がもつ性に対する禁止の法を、軽々と超えてしまう存在だ。
そもそも、性は秘められたものであるはずだ。
しかしギャルは、日常生活に、暴虐的に性を剥き出しにしてしまう。
その軽さ、逸脱こそ、ギャルのセックスシンボルたるゆえんであるだろう。
80年代以前の不良・ヤンキー文化は、反体制的な文化であった。
一方の、95年以降(ブルセラショップ・援助交際等が話題となったあの時代)の不良たちは、体制に対する脱力的な精神を有するからこそ、ヤンキーたちよりも、セクシャルな文化であるのだ。
彼女らは、法の逸脱の作法を、本来的に身につけているのである。
とはいえ、00年代において爆発的な隆盛を迎えたギャル文化も、2010年代以降には、政治・文化、あらゆる面での再保守化の流れに抗うことなく、ほとんど壊滅状態である。
人気ギャル雑誌のほぼ全てが廃刊・休刊となり、生き残った数少ないギャル雑誌も、ほとんどギャルとは異なるファッションを特集するようになった。
そんな昨今において、ここまで規範的なギャルらしいギャル(しかも、00年代らしく綺麗なタンニングを施した黒ギャルである)は希少であり、その意味でAIKAは、確固たるギャル・クイーンであるのだ。
00年代の懐かしさ、ほんの10年前までの、あの雰囲気を忠実に再現しているのである。
舌ピアスねっとりリップ
本シリーズ「濃密吸引フェラチオサロン」は、その名の通り、口唇期的な欲望を存分に楽しむ企画である。
とくに彼女においては、黒ギャルらしい舌ピアスの存在によって、舐めるという行為に、余剰のエロさを孕んでいる。
乳首を舐められるだけでも、その金属の刺激は、普段の乳首舐めの何倍もの刺激をもつはずだ。
そして、もちろんそれは、フェラチオにおいても最大限に効果を発揮する。
最初のシーンにおいて彼女は、ねっとりと濃厚な乳首舐めを終えた後、さらに濃厚・濃密なフェラチオを見せてくれる。
彼女の舌使いは、ゆっくりと竿全体を舐め上げること、そしてカリ・裏筋を細かいストロークで高速に舐め回すことによって、緩急をつけたいやらしい動きをする。
ぐちょぐちょと唾液の絡むいやらしい音を立てるフェラチオが汚らしくエロティックである。
暗がりの、間接照明の効いたセットの中で、彼女の黒光りする肌、綺麗に脱色された輝かしい髪色、そして人工的すぎる発色の良いカラコンと、ビジュアル的にも、艶かしい世界観を演出している。
最終的に口内射精されたザーメンを、彼女自身の手のひらに吐き出し、それを再度舐め上げる汚らしい下品な行為は、下衆すぎて最高にヌケける場面だ。
連続フェラチオ口内射精
続いてのシーンは、5人の男の肉棒を連続でフェラチオしていくダイナミックなシーンである。
彼女のような強めのギャルは、たとえ5人の男に囲まれていたとしても、主導権は男に渡さない。
むしろ、彼女のリズムで、男を焦らしながら、主体的にフェラチオを楽しんでいるのである。
これこそ、彼女の本来的なギャルたるゆえんである。
彼女は性的な快楽を、日常的な遊びの延長として受け入れているのだ。
そこに現れるのは、淫乱痴女とも、変態とも異なる性的な存在である。
彼女のようなギャルのふるまいは、この意味で、我々の認識を大きく揺さぶるのであり、そこに根源的なエロスがあるのだ。
高速手コキと強力バキュームによって、男優たちのザーメンをたっぷりと搾り取るサキュバス。
黒く焼けた肌と、白く濁ったザーメンの対比が刺激的すぎる。
さらに、白黒だけではなく、ピアス、ネイル、下着、彼女の身につけるアクセサリーの蛍光色が、サイケデリックな世界観を醸し出す。
我々の日常とは異なる、トランスした世界、どこか、理念的な南国を彷彿とさせる、テンションの高揚に、我々の性的欲望も熱気を帯びる。
大量に搾取したザーメンを、指を使って口に出し入れする、行儀の悪い遊びが最高にエロい。
彼女は、性をどこまでも、遊びとして楽しむ即物的な快楽主義者だ。
フェラチオ、セックス、全身リップ
3つ目のシーンは、フェラチオに加え、ようやく本番ありのセックスシーンである。
しかし、やはりただのセックスではない。
本作のテーマ通り、口唇的な欲望を十分に表現した、全身リップが見どころである。
乳首、肉棒、玉裏舐めはもちろんのこと、ハメながらの指フェラが抜群にエロい。
また、アクリル板を舐め回すシーンも収録されている。
彼女のいやらしい唇、舌、唾液、舌ピアスをどアップで鑑賞することができて最高である。
次の4シーン目は、ノーハンドフェラ、手を使わずに、純粋に口だけで男をイカすシーンである。
ノーハンドの良さは、なんといっても、口・舌のエロティシズムを愚直に表しているところである。
そして、手を使わない様が、どこか動物的でさえあり、野蛮で、野生的な性衝動をも有する。
彼女のような黒ギャルもまた、動物のような、理性なき快楽主義者であり、彼女のノーハンドフェラは、その野生さを見事に引き立てている。
さらに、一度口だけでフィニッシュした男優の肉棒を再度咥えて、今度は高速手コキもあわせてシゴきあげる様は、黒ギャルらしいサディスティックな一面が垣間見れる。
ザーメンと彼女の唾液で、ぐちょぐちょと音を立てる手コキが凄まじくいやらしい。
蛍光ビキニ、黒肌、ローションの快楽世界
最終シーンは、ローション3Pセックスである。
彼女の妖艶な黒肌が、ぬるぬるローションによって更に悪魔的な魔性の艶かしさを提示する。
ハメながらつねに肉棒を加える姿が堪らない。
彼女の乳首は色素が薄く、焼けた肌との対比によって、存在感なき人工的な雰囲気をまとう。
さらに、煌めくヘソピアスも含めて、彼女のカラダは、どこか人間らしくなく、むしろ動物的でさえある。
視覚的にも、彼女、そしてギャルは徹底して、快楽世界の中に身を置く存在なのだ。
本作は、同シリーズの桜ちなみの作品よりも、ギャルらしいギャル作品となっている。
ただ、下品さ、画面の汚れ具合は、桜ちなみのほうが一枚上手である。
もしも、濃厚なフェラチオとともに、大量の唾液も楽しみたいなら、本作よりもそちらの作品をオススメする。
本作は、本物の黒ギャルにこだわる生粋のギャルファン、AIKAファン向けの作品といえよう。
【シーン1】 |
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黒ギャル、ねっとりスローフェラチオ、舌ピアス、口内射精 |
【シーン2】 |
連続フェラチオ、バキューム唾液音、連続口内射精、ザーメンいじり |
【シーン3】 |
全身リップ、舌ピ乳首舐め、指フェラ、アクリル板舐めどアップ、手コキ口内射精フィニッシュ |
【シーン4】 |
JK制服コス、ノーハンドフェラ、口内射精、即二回戦+口内射精、お掃除フェラ |
【シーン5】 |
蛍光色ビキニ、黒肌、ローション、3P、正常位口内射精フィニッシュ×2、お掃除フェラ |
評価 | ★★★☆☆ |
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