発売日
2015/11/01
AV女優
シリーズ
レーベル
監督
プライド高き女の性欲
美しいマスクとスタイル、26歳という大人の色気まで兼ね備えた人気女優、秋山祥子。
そして彼女は、変態的なマゾヒストとしても才覚がある。
本作品においても、彼女を責めたてるSMプレイを楽しめるが、しかしここで描かれる彼女は、単純なマゾヒストではない。
むしろ、賢くて仕事のできる、気の強いタフな女である。
にもかかわらず、彼女が職場の男たちに襲われてしまうのは、彼女の内なる性欲を引き出す強力な媚薬のせいである。
本作品「瞬間欲情トロトロスプレー」は、漫画作品の実写化であり、強気な女を貶める空想的な設定を引き受けたドラマティックな作品だ。
媚薬の圧倒的な力で、傲慢な女が抵抗できずに蹂躙されてしまう姿。
さらに、強姦といえども、その快楽に興奮してしまっていることに自ら意識的となり、理性と欲望の狭間で葛藤し、揺れ動く姿は最高にエロティックである。
そして最もおすすめのシーンは、彼女に猫耳をつけ、「猫」になりきらせて、まさに性的ペットとして犯す場面である。
性奴隷として直接的すぎる猫コスプレが、可愛い小動物でありながらも気品高い猫のような、彼女の美しくも愛くるしい一面を浮き彫りにする。
端的に言って、彼女は猫コスプレがよく似合うのである。
すなわち、本作品はM痴女と猫コスを愛する読者のための至高の作品であるのだ。
媚薬と戦う精神力
最初のシーンは、媚薬による蹂躙生活の幕開け、職場のカラオケ店の一室で繰り広げられるハード輪姦セックスである。
同じカラオケ店で働く男たちは、コーヒーに強力な媚薬を仕込んで、彼女のカラダを生理的にハッキングする。
すぐさま異変に気付いた彼女は、強い精神力からか、意識を保ち自我をコントロールするものの、しかしカラダは着実に薬の効果に飲み込まれていく。
カラダが思うように動かず、簡単に男たちに囲まれて、乱暴に服を脱がされる。
そして、露出したまんこは既に愛液が溢れ、びちょびちょに濡れている。
ギリギリの状態でも理性を保つプライドの高い女であるが、身体は素直に反応し、もはや淫乱痴女のカラダと化しているのだ。
手を拘束された状態で、ローターをまんこに挿入され、それをパンティで固定されたままカラオケルームに放置される彼女。
無限の快楽地獄に、もはや誇り高き理性も限界をむかえ、男たちがいないうちにと、快感に身を任せ、カラダを捩らせ絶叫する。
しかし男の一人が、カラオケルームにはマイクが仕込まれており、喘ぎ声は男たちに筒抜けであることを暴露する。
それと同時に、屈辱からか、再び彼女の理性は蘇り、決して媚薬に負けない、そして男たちに屈しないと闘志を燃やすのである。
彼女の内面の葛藤を巧みに描き、さらに欲望の対抗軸である理性の圧倒的な強さをも描き出すことで、後の性衝動への反転劇をよりダイナミックに展開することが可能となる。
エロティシズムとは、ただ下品で下劣な姿に喚起されるのではない。
あくまで、禁止された行為を犯すこと、その運動に宿るものなのだ。
理性という規範的で規律的、「父親」的な存在が、性を強く禁止すればするほど、それを跳ね返す欲望のエネルギーも強くなる。
いやむしろ、翻って言えば、性欲まみれの淫蕩な主体こそ、その強力な理性の働きに苛まれているのである。
まるで、彼女のように。
気高い女を装っている彼女の内には、明らかに奥深い闇のような欲望が佇んでいるのだ。
乱れ狂う快楽
カラオケルームに放置されていた彼女は、粘り強い精神力によって、一時間以上も全く喘ぐことなくやり過ごす。
快楽に我慢し続ける彼女に白け、男たちは再度媚薬スプレーを彼女に直接噴霧する。
残念ながら努力も虚しく、媚薬の圧倒的な効力に、彼女の素直なカラダは物凄く敏感になってしまう。
乳首をいじられ、バイブをクリトリスに押し当てられて、絶頂アクメを繰り返す彼女。
男に嫌悪感を感じていても、ソファをびちゃびちゃに濡らす大量の潮吹き。
まんこを掻き乱されて、濃厚な愛液が垂れ落ちる。
「もう、抵抗すれば抵抗するほど、イカされたときの絶頂感が強まるだけだと、わかっていたけど、奴らの思い通りに流されてしまうなんてこと、絶対に許せなくて、私は抵抗し続ける」
彼女のこの激白は、プライドの高さで片付けてはならない。
抵抗するほど快楽が増す(上で見たとおり、禁止が強いほど、それを犯すエネルギーも増大する)ことを分かっているにもかかわらず、必死で抵抗しようとする彼女は、男たちと戦っているのではない。
男に負けないという理屈をあげて、自らを騙し、快楽を増幅させようとする痴女なのである。
優等生ぶった文句は、ただ自らの性欲を否認しているだけだ(否認もまた、理性的な主体が欲望を抑え込む働きの一形態ではないか)。
「店が暇になってくると、奴らは二人ずつ来るようになって、二人がかりで全身を愛撫されて、失神しそうになるほどめちゃくちゃにイカされて、それでも私は自我を保っていた」
パンストは破られ、下の口にローターをぶちこまれ、そして上の口も指フェラで犯される彼女。
長時間掻きまわされた大量の愛液が、白濁と化して、まんこの周りを汚している。
そんななかでも、まだ自我が保たれていると抜かす女のプライドは、ほとんど薄汚いとしか言いようがない。
彼女は、サディスティックで権威的な装いをしながらも、極めてマゾヒスティックなねじれた主体であるのだ。
遂に理性崩壊
彼女を犯すハードな輪姦は続き、傲慢すぎる彼女の理性でさえも、徐々に崩壊していく。
複数プレイ特有の展開の早さは、セックスの野蛮さを強調させる。
しかしなによりも、彼女の性的な衝動を明るみにだすのは、膣奥の刺激に固着する彼女自身である。
「何度もイカされ、奥へのあまりの衝撃で、私の思考は遂に性の快楽に囚われてしまった」
イキ狂い、絶叫する彼女の緩んだ口元は、涎まみれでいやらしい。
激しく突かれた下の口も、ゆるゆるであり、中出しされたザーメンが溢れ出て汚らしい。
猫なりきりニャンニャンプレイ
2シーン目は、彼女の高すぎるプライドをズタズタにする、服従の性ペットプレイだ。
媚薬の魔力に完全に支配された彼女は、男のペットとして、文字通り、猫になることを強要される。
猫耳、猫手袋、そして獣をイメージさせるファー素材のランジェリー。
犬ではない、猫であること、それは、彼女のサディスティックな一面を内包させているのである。
すなわち猫は、気の強い女であろうとも、いまや性奴隷でしかない彼女の両義的な立ち位置を象徴しているのである。
(猫は、人間に飼いならされたペットであるが、自由奔放であり、犬よりも主体的な存在として位置づけられるだろう)
男の命令によって、屈辱的にも、猫になりきったプレイをする彼女。
四つ這いになり、仰向けになった男のカラダを、獣のようにペロペロと舐め回す。
乳首、耳、玉、そして肉棒まで貪る姿は、可愛らしくもいやらしい。
喘ぎ声まで指定され、にゃーにゃーと喘ぐ姿は、男のペットと成り果てた、彼女のプライドの敗北を宣言している。
そして、獣と化した彼女とのセックスは、性衝動の野性、性行為の野蛮さを強調する。
強要されるうちに、身も心も猫になりきった彼女は、全身汗まみれになりながら、無心にセックスに浸る変態女である。
自ら腰を上下し、弓なりに仰け反って絶叫する淫乱さ。
顔に精子をぶっかけられ、満足そうにお掃除フェラをする彼女は、理性なき主体としての、動物だ。
猫になることは、第一に性奴隷になること、そして第二に野蛮なセックスに耽溺することであり、さらに彼女に限って言えば、その甘いマスクと猫コスプレの相性の良さから、「猫」という概念の潜在的な価値を十分に引き出しているのである。
プライベートセックス
最終シーンは、彼女の家にまで押し込んできた男との、媚薬の魔力による濃厚セックスである。
プライドの折れた彼女に、もはや抵抗の力強さはない。
メガネと部屋着姿の彼女とのセックスは、ほとんどプライベートのような一場面であり、そんな中での強姦という非日常性の介入が、余計に興奮を掻き立てる。
とはいえ、媚薬によって敏感となった彼女自身も、その快楽に耽ってしまうため、ハードな蹂躙プレイとはならない。
むしろ本シーンは、快楽に溺れる彼女の濃厚すぎるセックスを楽しむための場面である。
彼女のまんこから溢れる愛液の量は極めて厖大だ。
掻き乱されたまんこに空気が入り、それが抜けていくときの、放屁のような下品な音が堪らない。
フェラチオにおいても、肉棒を貪りつくように口に含み、唾液を垂らしてじゅぽじゅぽと音を立てる。
フェラチオしながら、自ら指でクリトリスを刺激するほど淫乱な女となった彼女。
イラマチオ、そして喉奥まで突き刺すディープスロートも圧巻である。
セックスに興じ、汗だくになりながら、最後は中に出されて肉便器へと堕ちる彼女に、気の強さ、規律的な理性は全く見られない。
プライド高き女から、破滅的な欲望に蝕まれたメスへと変化していく過程は見応えがある。
本作品は、秋山祥子の多彩なマゾヒズムを味わう、極めて革新的な作品であるといえよう。
【シーン1】 |
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媚薬、強姦、アナル接写、ローター固定、大量潮吹き、パンスト破り、正常位中出しフィニッシュ×2、痴女化、ぶっかけ |
【シーン2】 |
猫耳、コスプレ、強制ペットプレイ(猫になりきり)、耳舐め、乳首舐め、潮吹き、顔面騎乗位、汗だく、ハメながら潮吹き、正常位舌出しフィニッシュ、お掃除フェラ |
【シーン3】 |
部屋押し込み、メガネ、抵抗、潮吹き、イラマチオ、ディープスロート、汗だく、正常位中出しフィニッシュ |
評価 |
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